皆既月食見ましたか?  アメリカではお月様はお尻のこと

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スーパー・ブルー・ブラッドムーン 見逃した~


皆既月食見ましたか?  月が地球に近いから、通常よりも大きく見えるのがスーパームーン、一ヵ月に二度満月があるのがブルームーン、そして皆既月食で月が赤く見えるのがブラッドムーン。  アメリカで見られたのは、150年も前のことだとか。  


そんなに珍しいお月様が見れるのか、と楽しみにしていたのに、シアトルはしっかり曇り空、なんにも見えませんでした。  去年の皆既日食も逃したし、ま、いっか。 


月というと、日本ではなんとなくロマンチックな印象がありますね。  ギラギラと情熱的な太陽に比べて、月は静かで穏やかな感じ。  月と太陽は、陰と陽という組み合わせですよね。  


アメリカでも、カップルが夜空を見ながら語り合っているシーンなんかに、月が出てくることがあります。  日本は月でウサギがお餅をついているなんていうけれど、アメリカの人には、月全体が顔に見えるみたいです。  よく家の外壁に飾る物として、陶器や金属でできた、顔のついたお月様のレリーフが売られています。  


でもアメリカでお月様というと、ちょっとおかしな意味もあるんですよ。


月を眺めて頭がおかしくなる?


英語で月はムーンです。  そんなの日本の小学生だって知ってますね。  でもムーンの他に、ルナ(luna)という言葉も、月に関する言葉として使われます。


Lunaというのは、ラテン語で月のことです。  英語にはラテン語を元にした言葉が沢山あります。  例えば、太陰暦のことは、ルナ・カレンダーといいます。  


他にもルナティック(lunatic)という言葉があります。  これはクレイジーの意味。  ちょっとあたまがいかれてるんじゃないの?なんていう、クレイジーです  


どうしてお月様がクレイジーになってしまうのかと言うと、4~5世紀ごろの占星術師が、癲癇や説明のつかないおかしな行動は、月を眺めていたせいだと言って、脳や精神科の問題がある人達を、ルナティックと呼んだからだそうです。  


ルーニー(loony)という言葉もクレイジーの意味で使われます。  バックスバニーとかトゥウィーティーが出てくる、ルーニートゥーン(Loony Tunes) という昔の漫画は、クレイジーな悪ふざけが出てくる、漫画(カートゥーン)というわけです。


お尻を眺めてお月見


もうひとつ、ムーンはお尻のことも意味するんですって。  


Wikipediaによると、ムーンがお尻を意味する言葉として使われたのは、1743年と書いてあります。  これは形が丸くて、青白い(白人だから?)色がお月様に似てるから。  そして動詞として、お尻を出すことに使われたのは、1601年からだそうです。  


アメリカでは1960年代に、大学生の間でお尻を出す行為が流行ったとか。  


人に向かって裸のお尻を突き出す行為は、相手に対する抗議とか、馬鹿にすること、相手を怒らせるため、後はただびっくりさせるためとか、面白いからする、などなど、いろいろと理由はあるようです。 


赤ちゃんのおむつでムーニーってありますよね。  あれもお尻に関係しているから、そういう名前なのかなと思って調べてみたら、ムーニー(moony)と言う言葉には、夢見心地という意味があるそうで、それと語感がふんわかしたイメージなので、そういう名前にしたそうです。



赤ちゃんのお尻は可愛いけど、大人にお尻を出されるのは困るなあ。  たまーに、女の子が、お尻の割れ目スレスレのローカットジーンズをはいてるのを見かけます。  あれもすごーく目のやり場に困りますよー。  



ティーンは何を考えてるの?  タイドポッド・チャレンジ  

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タイドポッド(Tide Pod)は洗剤です


タイドポッドというのは、Procter & Gamble という会社の商品の一つで、水に溶けるプラスチックで出来ているカプセルの中に、濃縮された強力な洗剤が入っている物です。 

液体洗剤は使うときに量を測らないといけないけど、ポッドはそのままポイっと洗濯機に入れて洗えるので、簡単さが人気です。  

2012年に最初にポッドとして売り出されたのが、タイドポッドなんです。

チャレンジする理由は?


タイドポッドは新しい物ではないけれど、最近アメリカのティーンエイジャー(特に男の子?)の間で、タイドポッドを口に入れる、タイドポッド・チャレンジというのが流行していて問題になっています。

何年か前に、アイス・バケット・チャレンジと言って、筋萎縮性側索硬化症(ALS/ルー・ゲーリッグ病)の調査・研究のための資金を寄付するために、バケツに入った氷水をかぶるチャレンジが流行りました。  

その時は、水不足で困っている地域があるのに、水を無駄にしている、という否定的な意見もありましたけど、有名人も参加して、かなりの寄付金が集まりました。

その後、シナモンをスプーン一杯口に入れるシナモン・チャレンジとか、お風呂に入れるバス・ソルト(バスクリンみたいな物)・チャレンジとか、内容がだんだんエスカレートして来て、ただの悪ふざけになって来ました。  

今流行っているタイドポッドは、色が可愛くて、プニュプニュしていて美味しそう、なんて言って口に入れているところをビデオに撮ったのが、ネット上で反響を呼んで、お馬鹿さんのティーンエイジャーが真似をしているんです。

やっている理由が、ただ面白そう、目立ちたい、人がやらないことをやって見たい、なんて言う、なんとも愚かな理由なんです。

洗剤飲んで死なれたら、情けなくって親はどうしたらいいの?


小さい子供が間違えてポッドを口に入れて、毒物中毒になっている例が毎年10,000件以上あるそうです。  その子たちは、毒性があるなんて知らないから、完全に親の不注意だけど、分別のつく年齢の若者が、くだらないお遊びのせいで病院に担ぎ込まれるなんて、一体何を考えているんでしょうかね?

今年になってから、わざとポッドを口に入れて、病院で助けてもらった人の数が、131件もあるそうです。  過去2年間のケースの合計よりも多い数字です。  そしてまだその数が増えているようです。

太り過ぎを改善するために、炭酸飲料を飲まないチャレンジとか、ハンバーガーなしで暮らすチャレンジとか、もっと意味があるチャレンジをすればいいのに。  

このクレイジーなチャレンジはいつまで続くのでしょう?

ちなみに、タイドポッドを作っているProcter & Gamble社では、ポッドのデザインなどを変更する予定はないと言っているそうです。  


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プロフィール

コードネームM子

Author:コードネームM子
横浜出身、アメリカ、シアトル在住。  
大学生の娘がいるお母さん。
アメリカ人の夫と、小型犬セバスチャンと一緒に、シアトルで静かに暮らしています。

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